はじめに
この記事では、Ubuntuサーバーで外部SSDをNFS共有し、Windows 11のNFSクライアントでアクセスする手順を説明します。
構成
外部SSDの接続とマウント
外部SSDを接続
Ubuntuサーバーに外部SSDをUSBで接続します。
デバイスの確認
以下のコマンドで接続された外部SSDのデバイス名を確認します。
lsblk
外部SSDが /dev/sdX
などのデバイスとして表示されるはずです。
マウントポイントの作成
外部SSDをマウントするディレクトリを作成します。bashコードをコピーするsudo mkdir -p /mnt/external-ssd
SSDをマウント
SSDを /mnt/external-ssd
にマウントします。以下の例はEXT4形式のSSDの場合です。
sudo mount /dev/sdX1 /mnt/external-ssd
他のファイルシステムの場合、適切なオプションを使用してください。
自動マウントの設定/etc/fstab
に以下を追加して、再起動時に自動的にマウントされるようにします。
/dev/sdX1 /mnt/external-ssd ext4 defaults 0 2
NFSサーバーのインストールと設定
NFSサーバーをインストール
以下のコマンドでNFSサーバーをインストールします。
sudo apt update sudo apt install nfs-kernel-server
エクスポート設定/etc/exports
ファイルに以下を追加します。
/mnt/external-ssd *(rw,sync,no_subtree_check,no_root_squash)
rw
: 読み書き許可sync
: データを同期して書き込むno_subtree_check
: サブディレクトリのチェックを無効化no_root_squash
: クライアントのrootアクセスを許可
NFSを再起動
設定を反映するためにNFSを再起動します。
sudo exportfs -ra sudo systemctl restart nfs-kernel-server
NFSの状態確認
正しくエクスポートされているか確認します。
sudo exportfs -v
Windows 11 での設定
NFSクライアントの有効化
WindowsでNFSクライアントを有効にします。
設定
→ アプリ
→ オプション機能
→ 機能の追加
をクリック。
「NFSクライアント」を検索し、インストール。
ネットワークドライブとしてNFSをマウント
以下の手順でNFSをマウントします。
エクスプローラーで「ネットワークドライブの割り当て」をクリック。
フォルダー欄に以下の形式でNFS共有を入力:kotlinコードをコピーする\\<UbuntuサーバーのIPアドレス>\mnt\external-ssd
必要に応じて「異なる資格情報で接続する」を選択して、適切なユーザー名とパスワードを入力。
コマンドプロンプトからマウントする方法
以下のコマンドでもマウント可能です。cmdコードをコピーするmount -o anon \\<UbuntuサーバーのIPアドレス>\mnt\external-ssd Z:
Z:
はマウント先のドライブレターです。
動作確認
WindowsからNFS共有にアクセスし、読み書きができるか確認します。
必要に応じて、ファイアウォールでNFS関連ポート (2049) を開放します。