土色の迷宮ヤズド
屋根が道路の村
バザールの冒険
🚶私は街を歩くのが好き。観光は観光地に行くだけではない
ペルセポリスの歴史に圧倒された後は、イランの人々が暮らす「街」へと繰り出します。
イランを旅して印象的だったのは、そこに「土」の匂いが色濃く残っていることでした。
近代的なビルが並ぶ大都会もあれば、一歩路地に入れば、数百年変わらない日干しレンガの迷宮が広がっている。
今回は、そんなイランの原風景とも言える、砂漠の古都「ヤズド」と、不思議な建築の村「マスーレ」、そして活気あふれるバザールの様子をご紹介します。
🕌砂漠の迷宮都市「ヤズド」
イランの中央部に位置するヤズドは、世界で最も古い都市の一つと言われています。
街全体が砂漠と同じ「土の色」をしていて、まるで映画の世界に迷い込んだような感覚になります。
空に突き刺さる青い塔
まず目に飛び込んでくるのは、街のシンボル「マスジェデ・ジャーメ(金曜モスク)」です。


静寂の路地裏散歩
ヤズドの真骨頂は、旧市街の路地歩きにあります。
日干しレンガでできた壁が迷路のように続き、曲がり角の先には何があるのかわかりません。
現地に行ってみるとわかりますが、自分がどこにいるのか本気でわからなくなります。
シリアのアレッポでもそうでしたが、あちらはアーケード内での迷子。ここは青空の下の迷路です。

1月の冷たく澄んだ空気の中、この静かな迷宮を歩いていると、数百年前にタイムスリップしたような不思議な気分になります。
砂漠のオアシスで一休み
歩き疲れたら、伝統的な邸宅を改装したホテルで休憩です。
外は乾燥した砂漠気候ですが、中庭に入ると空気が一変します。

🎥まさかの珍事件発生
このホテルでイランの女子高生御一行様と思しき人達と遭遇。
なぜか私が「韓国人の俳優に似ている!」と騒がれ、ちょっとした撮影会状態に…。
(どう見ても韓国人ではないのですが、彼女たちにはそう見えたようです。悪い気はしませんでしたが!笑)
🏘️屋根が道になる村「マスーレ」
ところ変わって、こちらはイラン北部の山岳地帯にある村、マスーレ(Masuleh)。
ヤズドとは打って変わって、霧が多く湿潤なこの場所には、世界でも珍しい建築様式があります。

写真を見て気づきましたか?
そう、この村では「下の家の屋根が、上の家の庭(道路)になっている」のです。
屋根の上を人が歩き、子供が遊び、時には猫が昼寝をしています。

🏺熱気あふれる「イランのバザール」
静かな建築巡りのあとは、人々のエネルギーが渦巻くバザール(市場)へ。
経済制裁下とは思えないほど、市場には物が溢れ、活気に満ちていました。
迷い込む楽しさ
ドーム型の天井が続くアーケードは、雨や日差しを防ぐだけでなく、独特の音の響きを生み出します。商人の掛け声、食器が触れ合う音、人々の話し声……。

職人技の宝庫
市場は単なる買い物場所ではなく、職人たちの美術館でもあります。

📝 旅の反省点
「荷物になるから…」と買うのを諦めてしまいましたが、今思えば郵送を使ってでも買っておけばよかったと激しく後悔しています。旅の出会いは一期一会ですね。

彩り豊かな食材たち
そして何より楽しいのが、食材コーナーです。見たこともないスパイスや、山積みの野菜。
「これはどうやって使うの?」「食べてみるか?」 そんなやり取りも、旅の醍醐味です。

❓ スパイス博士求む ❓
実はペルシャ語が読めず、写真のスパイスが何なのか分かっていません。
もし分かる方がいらっしゃいましたら、ぜひDMで教えてください!
📝まとめ
静寂のヤズド、天空の村マスーレ、そして喧騒のバザール。
イランという国は、場所によって全く異なる表情を見せてくれます。
しかし、どこに行っても共通していたのは、「古き良きものを大切にする心」と、そこで暮らす人々の「温かさ」でした。
💖 心温まるエピソード
テヘランの市場で、野良犬に自分が買ってきたばかりの牛肉をあげているおばあさんを見かけました。
自分たちの生活も決して楽ではないはずなのに、動物に対する深い優しさを持っている。そんな人たちの姿に、何度も胸を打たれました。
さて、市場の食材を見ているとお腹が空いてきますよね。